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1/21 平木明敏さんが日立金属の社長に就任されました

2003年3月高知工科大学大学院起業家コース博士後期課程を社会人学生として終了されました。台湾での新規事業立ち上げの仕事を担当しながら起業工学を学ばれました。2017年3月に日立金属の社長に就任されました。すこし遅れましたが、昨年11月20号の日経ビジネス誌の記事を転記して、皆様にご紹介します。博士論文は「スパッタリングターゲット材の研究開発と事業化」。


1985年に大阪大学大学院を修了し、日立金属に入社。特殊鋼カンパニープレジデントなどを経て、2015年に代表執行役常務に就任。17年4月より現職。兵庫県出身。56歳。
(写真=菊池 一郎)

 次の時代も、日本のモノづくりは世界に誇れる存在であり続けられるか ──。私たちは今、そんな問いに向き合っています。

 例えば、自動車の動力は内燃機関からモーターへと急速に移行しています。そこで求められているのは、高性能な磁石やコイルといった素材です。そうした素材が、効率良く大きな出力を生むモーターを作り出すことにつながります。

 より軽く、より強く、省エネで長寿命──。モビリティー産業やエレクトロニクス業界などでモノづくりの高度化が進む中、技術革新のカギを握る「素材」がますます求められるようになるでしょう。難しい注文も多いのですが、それだけ当社にとっては飛躍のチャンスだと思っています。高級特殊鋼やモーターなどに使われる強力な希土類磁石といった付加価値の高い素材に特化しながら成長を目指していきます。

日経ビジネス2017年11月20日号 82ページより